Designer's BLOG

About Cupra (Japanese)

Thursday, 29 January 2015
キュプラという裏地に使われる繊維について。
良い服を作りたいならキュプラを使え、そう教えられて深く考えもせず裏地にはキュプラを使用していました。
巷ではこんな風に認識されているようです。(検索結果から引用)

「安いスーツの裏地にはポリエステルを使います。
スーツの素材は同じでも裏地にキュプラを使うと値段が上がるから、
経費を抑えるために見えない部分の裏地にまで手をかけていられないというわけです。
スーツに限りませんが、裏地がポリエステルのものなら見た目はよくても安物だなと判断しますね。」

「高級品が安く売っている、アウトレットショップに行っても5万円までのクラスでは、ポリエステルの裏地しか付いていません。
10万以上で初めてキュプラの裏地です。」

漠然と使用してきた所為か全く知りませんでした。
知らないことが多すぎて、少しまとめてみようと思います。



キュプラ(Cupro)【ファッション辞典より引用】
「ベンベルグ」という商標名で旭化成が世界的なシェアで生産している、コットンリンターを主原料とした再生繊維。

キュプラとは「Cuprammonium Rayon」から付けられた名前で日本語では「銅アンモニアを使って作られた光る糸(レーヨン)」という意味です。
キュプラは化学繊維の中でも早く誕生した銅アンモニア法レーヨンとも呼ばれるセルロース繊維(再生繊維)です。1856年にセルロース(繊維素)が酸化銅アンモニア溶液に溶融することが発見され、1918年にドイツのベンベルグ社が流下緊張紡糸法により良質な繊維を製造することに成功したので、ベンベルグとも呼ばれます。

●絹のようななめらかさ、すべりがよい。  
 薄手の織物に最適。主に衣料の裏地として使用している。

●吸湿性と放湿性が非常によい。  
 静電気の発生が極めて少なく、衣類が肌にまとわりつくことが少ない。

●シックな光沢で染色性がよい。  
 深みのある色合いに仕上がるので、高級感を出すことことが出来る。

●熱で軟化、溶融しない。  
 セルロース繊維なので熱に強く、磨耗性や耐久性がレーヨンより高い。

●混紡性がよい。   
 他の繊維とも相性が良いため、混紡、混繊、交繊、交編により複合化が可能。



言葉にすると「てろっ」ていう感じの質感がとても好きです、滑らかで艶やか。
何よりもその制電性、ポリエステルも進化し続けてるとは言いますが制電性のあるポリエステルはまだ普及しきって無い様に思えます。
繊維自体はコットンからというのにも驚きました。コットンというと皺になる素材として敬遠してきたので。
最近私はコットン生地を馬鹿にしていたんだなと反省する機会がありました。
これからはコットンも積極的に使います。

課題というか、やりたい事と集中すべきことが散乱している気がしてる。
まずサイズ確認用ドレスが活かせるようにする事。
何のために何ヶ月もかけてそれを作ったのか、自ら掲げてたその必要性を無視して服作りしていちゃ駄目。
自分が着たいデザインと販売に繋げるデザインは違うこと。(技術的なことじゃなくて生産面での課題)
もっとしっかり取り組まなきゃいけない。