Note Year of the Sheep

Year of the Sheep , 羊 , WOOL

THE SUIT COMPANYさんの100% MERINO WOOL SUITの2009年広告です。

WOOL100%は高級品。

私は未だに薄手ウールに手こずってますが。

今年はスーツの仕立てにも取り組んで行きます。

イタリアのサルトの方々好き、見るとやる気出ます。

羊さんの種類(事典より引用)

メリノ(Merino)種は、現在、世界各地に広く分布し、世界で最も優れた品質の羊毛を、最も多く産出している羊種で、羊の代名詞的存在の羊である。

Australian Merino オーストラリア・メリノ

オーストラリア・メリノは特に優れており、他の国々のメリノ種とはいろいろ違った特性を備えている。

スペイン・メリノ(Spanish Merino)を交配に交配を重ね、オーストラリアの気候風土、環境によく適応できるようにした。

あらゆる羊の中で最も白く、最も細く、かつ捲縮が多い。しかも、長くて丈夫で、しなやかで、衣料用に最も適した羊毛を産出する。

オーストラリア・メリノは羊の芸術的羊種といえる。

現在、オーストラリア・メリノは繊維の太さによって、次の三つのグループに大別されている。

1.ファイン・メリノ(Australian Merino / Fine)

草を探して食べ歩く体力に劣るため、上質の牧草が豊富にある、限られた地方だけで飼育されている。

特に高級細番手使いの梳毛織物、ニットヤーン等に用いられている。

2.ミドル・メリノ(Australian Merino / Medium)

梳毛織物、超高級毛布等に用いられる。

3.ストロング・メリノ(Australian Merino / Strong)

この羊は比較的厳しい環境にも耐えうる生命力を備えているため、南オーストラリア、西オーストラリアなどで広く飼われている。

梳毛織物、高級毛布等に用いられる。

France Merino フランス・メリノ

比較的バルキー性があるため、我が国ではふとんの原料として多く使われている。

メリノタイプの羊毛はフランス羊毛のうち、15~20%程度で、小規模の飼育農家が全国に分散しているため、品質が多種多様で、一件あたりの数量が非常に少ない。

ふとんの原料として非常に良いとされているものは、フランス北西部のラムブーイエ牧場で品種改良された「ラムブイエ・メリノ種(Rambouillet Merino)」である。

この羊は、メリノ本来の毛質を持つ以外に、ダウン種以上のバルキー性と耐久性を持っているため、ふとんの原料として最適種といわれている。しかし、ごく限られた地域でしか産出されないため、量が非常に少なく、幻のウールといわれている。

New Zealand Merino ニュージーランド・メリノ

比較的雨が少なく、牧草に恵まれている南島のカンタベリー、オタゴ、ネルソンの丘陵地帯で広く飼われているが、産毛量はニュージーランドウール全体の5%程度と、その量は余り多くない。

他の羊に比べて成長が遅いこと、出産率が低いこと、雄のみならず雌でも1割内外は角をもっているなどの特徴を持っている。

WOOLの特徴(事典より引用)


○冬は暖かく、夏は涼しい  

繊維自体に空気を含んでいる為、熱伝導率が低い。

○吸湿性の良さ  

液体の水などは吸収しづらいが、空気中の湿気はよく吸収する。夏などは吸収した水分が蒸発することによる気化熱を奪うためより涼しく感じられる。

○染色性が良い  

非常に染色性がよく、洗濯堅牢度(色落ち度)が優れている。

○燃えにくい  

毛の特徴として火に近づけると燃えるが、火から離すと消えてしまう。合成繊維などのように燃え続けることがない。

○汚れにくい  

水をはじく性質は、水溶性のものをはじくため汚れがつきにくい。また、吸湿性のため静電気なども防げ、それによるほこりの付着も少なくなる。

○フェルト状になる  

水を含んだウールをもみ合わせると縮んで硬くなりフェルト状になる。

○弾性が高く型くずれしにくい

ウールの場合には、約30%程度まで伸びるが、元の状態まで戻る

○弾性が高いためしわになりにくい

非常にしわになりにくく、しわになってもすぐに戻る。すばやく戻すには、蒸気を当てるといとも簡単に戻る。