


ブラウスのパターンの変更点について。
何度も同じデザインを作り続けているブラウスですが、何度もパターンの修正も加えています。
(度々仕立ての手順上などでデザイン側の変更もしていて困惑させてしまう事もあったのは反省。
パターンのリニューアルがある度に商品写真はちゃんと撮り直します。)
今回も仕立てや動きのゆとりの面でのパターンの修正を加えました。
シルエットのゆとりデザインを三種類にしました。
・ストレートシルエットのバストダーツ、
・スリムシルエットのウエストから裾までの切り開きダーツ、
・タイトシルエットのパネルライン切り替え。
→一通り作って着てみた結果、身頃をタイトにするなら袖に運動量を全振り。
→身頃をゆったりめにするなら袖の運動量はもう少し減らしても問題ない。
共通の変更として脇のラインをもっと身体に沿わせたウエストを凹ませたライン取りにしました。
着脱の仕方については20㎝程度のコンシールファスナーを使っています、これが一番見栄えが良い。
フラットニットファスナーにしたり、タイトシルエットは50cm程度のファスナーに変えたり、
色々試した結果頭が入れば着脱が可能、肌に触れた時の違和感が少ない、仕上がりの見た目が綺麗、
ということで従来の20cm程度のコンシールファスナーに戻りました。
あと今まで芯地をクチュール用のとても薄いものを使っていたんですが、
形がもっとしっかり出るように少ししっかり目のものに変えました。
しっかりはしてますが肌に当たった時に固くはなくシャツ用の芯地よりは柔らかいです。
襟周りのデザインについて、スタンドカラーはパターンは問題なしで縫い手順と縫製方法を少し変更。
フリル衿デザインについて、フリルギャザー分の調節、
あとジャケットに合わせるならスタンドカラーの上にフリルを付けた方が見た目が良い。
袖丈をジャケットを着用したときに袖口から1.5cm程出るように調節。
ブラウスの袖口は剣ボロではなくスリットにして仕立て方を綾テープ処理に。
またスリットが入る位置に袖の切り替え位置を持ってきて切り開き、袖下は輪裁ち。
ブラウスのカフスについては一時期太カフスも細目(4.5~5cm)にしてたんだけど太めにしました。(6cm前後)
シャツの変更点についても書きたい。
シャツについてはパタンナーさんの知識に驚かされるというか、
長年この部分がこうならないのが悔しくて、でも修正の仕方が分からなくて、という部分を解決に導いて頂きました。
あとは私が上手く仕立てられるようになるだけ。