
スタンドカラートップスのメイキングです。
接着芯をほどよい厚みのある柔らかいものに変えてから形の整い方が綺麗で良い仕上がり。
触ると柔らかいので形はしっかりしてるものの肌に触れても不快感はありません。
メンズの接着芯だと衿が硬くてこんなにしっかり仕上げるものなのかと思いました。型崩れ知らず。
自分が首元がものに触れると不快感が出るタイプなので出来る限り柔らかい仕立てにしています。
スタンドカラーのデザインが多いのは自分の怠惰ですね、日焼け止めを首に塗るのが面倒なので。
本当に個人的な理由で笑ってしまう。スタンドカラーはデザインも好きなのでよく作ります。

衿プレス前

仕上がり全体。
シルエットについて、これは裾までダーツを切り開いたウエストダーツで、スリムシルエットになっています。
ストレートだとパンツにインした時に着膨れというかシャツがダボっとしてしまうので、
それを出来るだけ軽減するシルエットになっています。
これ以外にパネルラインのタイトシルエットも作っていて、
それも同じ効果がありますがゆとりが少なくシャツブラウスにしては動きが制限されるので、
タイトである必要が無ければスリムがオススメです。

後ろはパールボタン+コンシールファスナー
背中のスリットは肌が出てしまうため苦手なので、色々試した結果ファスナーに落ち着きました。
ただバックファスナーは開け閉めしづらいという方が多いので、
それに対応できるようファスナーの持ち手にリボンを付けるオプションも用意しようと思ってます。
ただ、この大きさに付けれる細いリボンが見つからないです。

スリット処理。
どんどん細くて繊細な仕上がりにできるようになって嬉しい。

袖口は太めのカフスにメンズライクな一つボタン。
袖の構造は以前のブログで記述した通り、スリットへの切り替え線移動、剣ボロではなく見返し閂止め処理。
シンプルで仕上がりで気に入ってます。