Dolce and Gabbana Alta moda
Alta moda とは直訳だとイタリア語で「ハイファッション」という意味になりますが、Alta moda Collection はフランスのオートクチュールコレクションと同じ位置付けです。
この誌面の画像はJapan VOUGEに掲載されたものです。
あまり高級ラインは日本では取り上げられないのですがアンナ・デルロッソさんに感謝です。
Alta modaを見るために去年初めてイタリアVOUGEを取り寄せたのですが誌面が暗くて凄い驚かされました。そういう時期だったのか、それがイタリー版の特徴だったのかは分かりません。
この画像はBritish VOUGEで撮影されたものです。
私は発売期間が終了した後に雑誌を購入したので取り寄せるのに時間もお金も結構かかったのですが後日iPadのアプリでバックナンバーが200円で売っているのに気付いて少しだけ凹みました。
このコレクションはアーティストが生地に直接絵を描きクリノリンでボリュームを出したドレスが華やかで映えていました。
スカートの生地自体が透け感のある素材を使っておりレースで装飾されたクリノリンが見えるようになっていました。
クリノリンはまるで鳥篭のような膨らみでとても美しいです。
●パニエについて
日本ではチュールがついたパニエでスカートのふくらみを出すのが主流ですが大型のドレスのパニエは様々な種類があります。
個人的にチュールのパニエを作るのが苦手なのであまり好きではないです。
CHANELのオートクチュールのウエディングドレスのパニエは、まるでギフトのリボンのような作りをしていてとても驚いた覚えがあります。
Diorは張りのあるオーガンジーを縦フリルの様に重ねてボリュームを出しているものが印象的でした。
このクリノリンから顔を出している犬も、映画Mirror mirrorのように童話や海外ドラマでボリュームのあるドレスに潜り込む様をいいなあって思ってしまう。多分こういうのは JAPANESE HENTAI ってヤツです。
CHANELのドキュメンタリーでマルティーノ(オートクチュールのアトリエのパタンナー)がドレスのトワルを修正するためにリリー・コールのドレスに潜った時、これが天職だって思ってしまった。
ずっと前からクリノリンを製作しようと製図や計画を立てたままなのですが実行できる環境が現時点では無いので出来るだけ早く大きなドレスも作りたいです。
少し前にシザーを新調しました。
持ち手までオールステンレスの日本製の鋏です、大変気に入っています。