Making Hand-sewn jacket #3

手縫いジャケット出来上がりました。一切ミシンは使っていません。

ボタン買いに行ってたので予定よりも遅くなってしまった。

最後にやらかしたのがフロントのボタンホールの長さが違う。チョークの位置の切り込み見誤ったんだろう。

今までのヘタクソなジャケットは何だったんだと笑っちゃえるくらい出来のいいジャケットです。

これを仕立てるのに不二家のミルキーを4、5袋ほど食べました。作業中は甘いもの必須。

こんなに綺麗にジャケットが作れたのは初めて。この上質さにはまりそう。

あと時間が掛かった分だけ凄く愛着が沸く。こんなに上手く出来あがると作るの楽しかった。

これで更に毛芯とハ刺しを加えたら完璧なクチュールジャケットになる。

マシーンメイドの質も上げたいな。なんでミシンで縫うの下手なんだろう。

肩のいせ込みも手縫いだと綺麗にできて、更に今回はゆき綿を肩に入れています。

毛芯と綿を重ねて袖側に縫いつけ袖山の膨らみを綺麗に出してます。

薄い肩パッドでも凄い綺麗に仕上がる。これはレディースのジャケットでは中々入れないパーツ。

袖の本開き部分。ピンクのはチョーク(チャコ)です。

下のボタンホールを最初に縫ったんだけど、裏地の厚みに気付かなくて歪んでしまった。

次に縫った上のボタンホールはそれをちゃんと修正できてる。

これはフロント側のボタンホール。糸が何本も出てるのは芯糸を増やしてるからです。

フロントのボタン。裏にはもちろん力ボタン。

右の画像の小さい透明なボタンが力ボタンなんですが、これはボタンにかかる圧力を分散して取れ難くするためのものです。

ボタンって通常パーツの中で一番高い。

材質にもよるけど良いものを使うと驚くくらいかかる時もある。

特にこういうエンブレム系は絵柄や素材によって驚くぐらい高い。

精密で繊細な絵柄だから当たり前だけどね。大体がヨーロッパ貴族の紋章のモチーフ。