Making Waist Coat

ベストが縫い上がりました。コットン素材のオックスという厚手の生地です。

ベストのポケットは懐中時計を入れておくものだったそうで、

それを知ってからベストのポケットは省略したデザインにしないようにしようと思いました。

ボタンホールを手縫いで仕立てました。作業の体制が悪いのか肩から腰まで凄く痛いです。

まだまだ下手ですが沢山練習して商品に成る様に出来るまで頑張ります。

二枚目の画像で分かると思うんですが今回はジレではなくベストの仕立て方で作りました。

ジレとベストについては、次にジレを作ってから書きたいと思います。

先月、ディオールと私を見に行ってきました。

ディオールのドレスの膨らみはクリノリンが入っていたこと。

ジャケットにはハ刺しがされていて、ニュールックのデザインのジャケットにはポケット位置にクッションを入れることでフィットアンドフレアの形を出していること。

私はシャネルが大好きだからディオールの事をあまり知らなかったのだけどクリスチャン・ディオール本人の時代は10年程度。

その期間であれだけのブランドを作ったというほうが驚きだった。その後は21歳ののイヴ・サンローランが引継ぎ大成功を収めたのはよく知ってる。

映画の最後のショーが終わった後に感激した様子のマークがラフシモンズと抱き合ってるのを見て感極まった。

ルイヴィトンのデザイナーとディオールのデザイナー、同じ舞台で活躍するもの同士の友情が素敵だった。

皆、人の目に触れて成長してきた場所がある。

私はまだ何処で育ってもない、何の基礎も出来てない。私はまだ何もしてない。

昔から自分の本心を表に出せるような人間じゃなかったし目立つのが凄く嫌いだったから、それが自分の望んだ道だったのは自覚してる。

それでも時間は掛かったけど言いたいこと言ったり素直な気持ちが出せるのが今はただ嬉しい。

自分の歩き方で進んでいけたら良いな。

喧嘩って一方的な理想の押し付けだなって思う。

返事が自分の思い通りの言葉じゃないと嫌だから聞きたくなくて一方的に怒鳴るんだ。

多分自分がそうだった。

ひとこと謝まることで事実を認めてもう同じ事はしないって約束できる関係かどうか。そう成りたかった。

謝るって同じ過ちを繰り返さない約束だと思う。何年も前に同じ事をどこかで言った気がする。

だから自分が悪いと思えば謝るし、悪くないと思えば断固として謝らない。それでいい。

ただ謝らなくてもいい理由を探した時点でもうその関係の修復は出来ない。

それを促したのは他でもない私で、ごめんって言える雰囲気を作れなかった。

相手からその言葉を引き出せる人間に成れなかった。

自分自身に反省する気持ちはあるけれど、私に出来るのは同じ過ちを繰り返さないことだけ。

人が誰かの為に変われるのって、こんなに自分を想ってくれる人はもう現れないって気持ちになったときだけなんだろう。