Designer's BLOG
Making

Dark Gray Lapel Dress

Thursday, 14 June 2018

ダークグレイラペルドレスの制作記事です。
洋服と共布のくるみボタンがたくさん付いたラペルデザインが特徴。
スカートはストレートフレア。袖は七分袖。
ラペルや襟はジャケットのパターンから転用したもので、
仕立て方や縫い手順もジャケットの作り方と同じだから美してくてしっかりした形に仕上がるのが特徴。


淡々と身頃を組み上げ。


見返しを固定するための星留め処理。


肩入れの袖のいせ込みはピンで処理しています。
ナポリ仕立てから学んだ技法ですが、自分の場合は日本式のぐし縫いよりもはるかに美しく仕上げられる。


身頃完成。
ラペルロールが綺麗。


スカート付けを終えたら後は全部手縫い作業。
時間が掛かるけど手縫いの方が綺麗に仕上がるので妥協せず黙々と作業。


CFの縫い合わせは左奥で奥まつり。
表側から見るとCFが開き見せのように仕上がります。


ラペルから上襟、開き止まりまで星留めステッチ。
これはメンズスーツではピックステッチ、AMFステッチと呼ばれるもの。
高いスーツまたはオーダースーツによくある。
今ではマシンメイドでもこのステッチが再現されている、昔はハンドステッチでしか出来ない高級仕立てだったけど。
自分の行っていた学校の教科書(婦人服)では星留めステッチと書かれていた。
よく裏地の始末や生地を落ち着かせたりするのに使う。
私は裾の処理にも表に極力糸が出ないようにしたステッチとは言えない星留めで始末しています。
レディースのラペルでは余り見ないこのステッチ。
自分がよく目にするのは海外ドラマ、特に弁護士のお話だと女性のスーツも大体このステッチが施されている。
弁護士って皆さん良いスーツ着て居るしテーラーでフルオーダーする様子とかが劇中に出て来るので私は凄く楽しんで見てます。


ボタンホールの穴かがりの様子。
入念にしつけをしてズレない様に細心の注意を払いながら一つずつ丁寧に手縫いで。
まだ卒業したばかりの初心者の頃、最後の糸処理を間違えていた事があって洗濯したらカットしなかった玉止めが出てきてしまった事がある。
今はちゃんと適切な処理をしています。洗濯しても全然大丈夫。


マイブームの共布くるみボタン。
ボタン付けを終え、しつけを外し、仕上げアイロンを付けたら完成。


ボタン大量すぎるけど、たくさんボタンがついているデザインが最近好き。
シンプルにするには半分の量で良いかも。
コットンとか軽めのサマードレスなら少なめの方が爽やかで軽やかな印象になるかもしれない。