diary Dior men tailoring

Dior men 表参道店でセミオーダーのテイラリングのデモンストレーションが行われたので見に行ってきました。
いつもテーラリングと記載してたけどDiorのサイトにはテイラリングと書いてあったので。カタカナ表記難しいです。

今回はセミオーダーだったのでコレクションスタイル重視のマシンメイド、
made to measure (フルオーダー)は日本だと銀座店でやっているみたいです。
展示ではパターン、裁断したジャケットのピース、半身頃仕立てたスーツ、最新コレクションのトワル、がありました。
店内のディスプレイに流れていたアンバサダーの方のセミオーダー映像を見ながらオーダーの手順や内容についても詳しくお聞きできました。

デモンストレーションは日本人でパリのアトリエで職人をやっていらっしゃる方で、色々お話聞かせて頂けて大変勉強になりました。
日本では銀座のテーラーさんにいらして、パリに行きDiorで7年だそうです。すごすぎる。
現在はDiorのメンズのコレクションピースを縫う方で、ジャケットだけじゃなく色んなアイテムを縫ってるそうで何でも屋さんだと仰ってました。すごすぎる。
パリのアトリエにはトルコの方が多く、アジア人は他にパタンナーさんに一名いるそうです。
パターン、芯地(毛芯の出来芯)、カットされたジャケットのピース、衿はカラークロスに機械ハ刺しがされた黒い芯を重ねたもの、裏地はDiorロゴが入った生地にDIORロゴの織りネーム。
そしてハ刺しをしている様子を見させて頂きました。
テイラリングを習ってることを伝えたらコツなど説明しつつ見せて頂けて大変感謝。

店員さんの方にはセミオーダーについて詳しくご説明頂けました。
日本で採寸してパリで仕立てて届いたものをフィッティングしたあと微調整も可能。
店内の映像ではゲージフィッティングで補正を入れている場面もありました。
生地についてもご説明頂きブランド名は出さないスタイルですが有名なミルやマーチャントの生地を取り扱っており、Super200’sの取り扱いもあるそうです。
ご説明頂いた方は前はテーラーでフィッターをされていたそうで知識がとても多く説明も大変分かり易かったです。
ボタンの種類や、仮縫いの有無、刺繍や何故「蜂の刺繍」があるのかなどオーダーやアイテムの価格までお聞きしてしまいました。
フランスでは蜂は幸せをもたらしてくれるそうで、ミツバチの針はお針子の意味も指しているそうです。

大変勉強になる楽しい時間でした、ありがとうございました。