Making Herringbone Coat

ツイードのヘリンボーンのコートを作り始めました。
Holland&SherryのSherry Tweed COLLECTION からヘリンボーンの生地。
現在はカットまで。
次は芯貼り→カット→きりびつけ

芯地に使うのはとても柔らかいクチュール用の接着芯地。
芯地について少しお話しました、女性用の衣服は重みが出ないようにスーツも接着芯で仕立てた方がいいという考えもあるそうです。
個人的には毛芯仕立ての方がしっかりしていて高級仕立てなのでそちらをやりたいところ。
しかしあまりにも形がしっかりしすぎる、シルエットが硬くなりすぎる、
その場合は品質の良い接着芯を使った方が女性ものらしい柔らかさやシルエットが出るのではないか、という考えもあり。
手に入れられる毛芯の種類が少なく、市販のものは多くがメンズ用にカットされていたりするので用途ごとに使い分けられるほどの選択肢が少ないという問題もある。
その辺は追々解決策や購買ルートなどを見つけられたら嬉しい。

今回はシンプルなストレートのコート。
シーズン的に間に合うならもっとラペルの大きいコートやダブルのルダンゴトも作りたかった。
名称だけ知っているルダンゴトとは?と思い調べてみる。
一般的には女性用のウエストのくびれたシルエットのコートの一種、もしくは男性用の長いオーバーコート。
元は英語のライディングコートがフランス語でなまったもので、18-19世紀の男性用乗馬コートを指す、だそうです。
フランス語のなまり方すごい。
私の知っているルダンゴトはウエストのくびれたロングコートのこと。
これを製図で作成し、WLまでのをドレスコートに転用、という事をやりたい。

カットした生地。