Making Bustier

ビスチェのドレーピングを再度して出来上がった書き起こし図。

昔もそこそこ良い出来だとは思ってたけど再度やってみると全然良くなかった。

BLもWLもズレてるし地の目もズレてるし、よくこれであの形に仕上がってたなと思う。

今回はWL基準にセンターのBLを合わせてUBのラインも追加、かなり綺麗な形に仕上がった。

普通は一番最初にC.B.とBLで合わせるんだけどC.B.とWLで合わせた方が綺麗に出来ることに気付いた。

昔の型の反省点がいくつかあって、ボーンを胸上まで入れていたからサラシ巻いたみたいに胸が潰れていたことと、カップをつけてなかったこと。

カップについては本格的なドレススタイルなのか、レーストップやシャツと合わせるためのデイリードレスなのかで仕様が変わってくる。

自分が学生の時はビスチェドレスのデザイン大好きでなんで気軽に着れるビスチェドレスが世の中に存在しないんだって怒ってたけど実際作ってみてわかる、仕様が難し過ぎ。

(illusionネックラインも同じ悩みがある。ワンピースドレスのパターンを使うか、ビスチェパターンを使うかで着る場所や用途が変わってくる。)

オートクチュールブランドのメイキングを見るとしっかり付けてたり(Dior)、付けてなかったり(デザイン次第)、形崩れ防止程度の厚みしかなかったり(CHANEL)、何を参考にするのか迷うところ。

とりあえず付け方は縫い込みじゃなくて見返しを付けて下側を浮かせて、UBにゴムベルトをつける、という方式で形出ししてみようと思う。

ここ何ヶ月もずっと「基礎を作る」と言ってるけど形になるのが遅すぎる。

ブランディング勉強していた時のノートが出てきたので読み直してた。

しっかりとした規定を作ること、一定以上のクオリティを出すこと、流行を追わずに定番型(中核商品)を作り上げること。

それを終えた後でそれらを応用してトレンド物を作ること、目新しいものを出すことでイメージを新しくし続けること。(注目を集めるのはトレンド商品、売れるのは中核商品)

これがアパレルブランディングの基礎。(注意点は大量生産のアパレルマーケティングとは真逆の手法であること)

「服を作るのは難しくない、スタイルを作るのが難しい」

言葉ではちゃんと分かっているつもりだけど実際やるとなると全然うまくいかない。

上手くいかないどころか最初の段階での進みが遅すぎる。

まずは規定(サイズ)を作る、定番デザインを作る、常に用意できる満足出来るクオリティ定番の生地を選ぶ、特徴や仕立ての説明を分かりやすく載せる。

それを一気にやろうとしないで1アイテムずつ作って行こう。

同じアイテムを何着も一気に作るから進みが遅いように見える。実際遅い。

あと同じアイテムを作ってると作ってる側のテンションも下がってくる。

とりあえず今仕上がってるスカート、ブラウスを片付けて、作ろうと思って書き出してあるスカートとシャツブラウスは次に持ち越そう。

ブラウスとスカートの着装画をまだ撮ってなかったので今日中に撮って終わらせたい。

やらなかった理由:寒かった

先延ばしにするともっと冷え込むからさっさとやろう。

この時期になるとアロマキャンドルで指先の暖を取ってる。

暖房器具をつけるほどではないが指先が動きにくいときにちょうど良い。

お気に入りはIKEAのバニラの安い方。安い物の方が香りが好み。高い方はなんかくどい。